最新情報

2013年6月の記事

【メディア情報】「朝日新聞」「The Japan Times」「北海道新聞」

2013年6月28日

◎「朝日新聞」(2013/06/28 夕刊)
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“震災後の選挙 映画で問う 変わらぬ「ドブ板」映す”と題して、広部憲太郎記者による想田監督インタビュー記事が掲載されております。

◎「The Japan Times」(2013/06/28)
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Mark Schillingさんによる、想田和弘監督インタビュー記事 “Documentating Japan’s ‘strange’ election campaigns” と, 映画評 “Back into the political fray with ‘Campaign 2’” が掲載されております。
記事はこちらからもご覧頂けます。
インタビュー記事
映画評

◎「北海道新聞」(2013/06/23)
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「鳥の目 虫の目」のコーナーに、「知らないと怖い改憲論議」と題した想田監督の寄稿文が掲載されています。文章のなかで「憲法 第五版」(芦部信喜著、岩波書店)「1945年のクリスマス」(ベアテ・シロタ・ゴードン著、平岡磨紀子訳、柏書房)をご紹介しております。

 

カテゴリ:メディア

日比谷図書館での『選挙』上映が一時中止された件について

2013年6月28日

来週7月2日(火)に開催予定の「ふしぎな国ニッポンのふしぎな選挙」
この度、主催者等が変更になった経緯について、想田監督のブログ<観察映画の周辺>より下記に転載をいたします。

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日比谷図書館での『選挙』上映が一時中止された件について
Friday, June 28, 2013

 

明日から渋谷のシアター・イメージフォーラムで『選挙』の再上映が始まる。DVDも出てるし、日本のみならず世界中でTV放映もされた作品だ。それなのに、まだまだこの映画にタブー感を抱く人たちがいる。そのことを痛感する出来事に遭遇したので、勇気を出して紹介したい。

7/2(火)に予定されている千代田区立・日比谷図書館での『選挙』上映と山さんとのトーク、実は開催を危ぶまれていた。なぜか?先週の金曜日(6/21)、千代田区図書・文化資源課が上映に懸念を示し、図書館を運営する指定管理会社が中止を一方的に決定したからだ。

すでにチラシは刷り上がり、告知も済んでいた。にもかかわらず、共催である配給会社・東風に一言の相談もなく、中止は決定された。説明を求め、一昨日(6/26)午前中に指定管理会社の担当者の方々に面会した。その時点で、中止は決定済みで変更できないと言われた。

彼らの説明によれば、千代田区の懸念の内容はこうだ。「参院選の前にセンシティブな内容の映画を上映することは難しいところがある。怖い。映画が選挙制度そのものについて一石を投じる内容になってしまっている。議論が起きること自体が好ましくない。過去に苦情等のトラブルが生じたこともある」

しかし、映画『選挙』は特定の政党や候補者を応援したりするものではないので、公職選挙法に触れたりはしない。その点は区も承知しているという。では、何が問題なのか。違法でもないのに、なぜ上映を中止するのか。僕らは疑問を表明し、抗議した。また、中止するなら中止の理由を公表すると伝えた。

すると午後になって再び面会を求められた。中止ではなく、参院選後に延期してもらえないか。それが彼らの「お願い」だった。しかしそれは僕らには受け入れられない。選挙前だからこそ映画を観て語りたいのだ。適法なのだから、今こそ堂々と上映し語るべきなのだ。逆に上映できない理由はないはずだ。

結局、指定管理会社との「共催」ではなく、東風の単独主催で上映することに落ち着いた。したがって会場費は東風が負担し、チラシも東風が刷り直す。大きな負担だ。しかし上映が、そして我々の表現の自由がギリギリで守れたことは成果だ。

「選挙直前に選挙について語るのはダメ」などという不条理を許容しないで済んだことも良かった。だいたい、選挙期間になると、選挙について、政治について語れなくなくなることこそが、ニッポンの民主主義の本質的な問題なのだ。

とはいえ、腑に落ちない点がある。ある新聞社の記者が千代田区図書・文化資源課の担当者に取材したところ、「映画の内容に懸念を示したことはない」と言ったというのだ。だとしたら、指定管理会社が僕らに嘘を付いていたというのか?そんなわけはないだろう。

そもそも、この上映&トーク企画を率先して提案してくれたのは、映画『選挙』を好いてくれた指定管理会社のスタッフである。その有志が勤務外にボランティアで準備を進めてくれていた。僕はそれがとても嬉しかった。そんな彼らが、自分から中止を決めるわけがない。

僕の想像はこうだ。区の仕事を請け負う指定管理会社は、とても立場が弱い存在である。何か問題が起これば、契約を切られ雇用も失われる。だから区の意向には逆らいにくい。だからちょっとした懸念にも敏感に反応し忖度(そんたく)する。

区はそういう指定管理会社の弱い立場につけ込み、すべての責任を押し付けようとしているのではないか?そんなことが許されていいのか?指定管理者制度は、何か問題が起きた時に役所が民間に責任を押し付けるための装置なのか?それこそ、無責任ニッポン社会の典型ではないか?

僕はこの事実を公表することに、ためらいを感じた。指定管理会社の立場が、更に弱くなることを恐れたからである。下手をすると次の契約更改時に不当に切られる可能性がある。すると社員の仕事も失われる。それは僕の望む所ではない。彼らは一生懸命仕事をしている。

しかし、区がシラを切り通そうとしているならば、それを伏せたままでよいのだろうか?このまま「何事もなかったかのように」上映をしていいのだろうか?だいたい、区は「表現の自由」を軽く考え過ぎているのではないか?実はこのようなことは、これまで公にならないだけで、頻繁にあったのではないか?

中島岳志さんが「「リベラル保守」宣言」の印刷直前に、NTT出版から橋下徹大阪市長について書いた章の削除を求められ、新潮社に出版社を引っ越したというツイートを読んだ。同じようなことが、あちらこちらで起きているのではないか?

『選挙2』の中で、路上で選挙運動をする自民党議員から撮影拒否を受けたことも思い出した。僕は撮影を続行したが、川崎市連の弁護士からは「映像を使うな」という通知書が届いた。だが、もちろん映像は使った。これらの出来事は、すべて根っ子で繋がっているように思う。

ものを言いにくい雰囲気。これが社会の隅々にまで充満している。その雰囲気を打破する唯一の方法は何か?タブーなく語ることである。逆に、語ることを自主規制すれば、ものを言いにくい雰囲気に加担することになる。

僕は問題の所在を明らかにし、オープンな議論を巻き起こすためにも、今回の経緯を公表する必要があると判断した。その決断に東風も賛意を示した。指定管理会社の皆さんには申し訳ないという気持ちもある。しかし、彼らも一度は中止の決定をした主体だ。一定の責任は感じてもらいたい。

7/2の日比谷図書館での上映後のトークでも、この問題について語りたいと思う。個人の責任を追及するつもりは一切ない。そんなことより、問題提起をしたい。語ることはタブーだという雰囲気があるが、そのタブーこそが問題だと思うのだ。

現時点で、区の担当者とは僕らは一度も話していないし、面会もしていない。僕の申し上げていることが間違っているなら、区はトークの場に出てきて反論して欲しい。僕は誰かを糾弾するつもりはない。僕が求めているのは、対話であり、率直な議論である。

想田和弘

(観察映画の周辺 Blog by Kazuhiro Soda より転載)

 

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7/2(火)「ふしぎな国ニッポンのふしぎな選挙」開催概要 変更のお知らせ

2013年6月27日

日比谷選挙上映チラシsenkyo B5_shiro

7月2日(火) 東京・日比谷図書館にて『選挙』上映&想田和弘監督×山内和彦さんのトークを開催いたします。
映画『選挙』を観て、ニッポンの選挙のこと、政治のこと、皆さんで考えてみませんか?
会場からの声も交えながら、映画『選挙』そして『選挙2』の話を皮切りに、ざっくばらんにお二人にお話いただきます。

*株式会社 図書館流通センターと合同会社 東風の共催で進めておりましたが、この度、合同会社 東風の単独主催に変更になりました。

上映開始時刻も18:15〜と、15分繰り下げになりますので、ご了承下さい。

チラシダウンロード→ 【こちら】

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「ふしぎな国ニッポンのふしぎな選挙」

開催日時:2013年7月2日(火)
18:00 受付開始
18:15 『選挙』上映 (120分)
20:15~21:15 想田和弘監督×山内和彦さん対談、質疑応答

会場:千代田区立日比谷図書館 日比谷コンベンションホール
会場住所:千代田区日比谷公園1番4号(旧・都立日比谷図書館)
アクセス:http://hibiyal.jp/hibiya/access.html
・東京メトロ 丸の内線、日比谷線、千代田線「霞ヶ関駅」C4出口、B2出口より徒歩約5分
・都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
・東京メトロ 千代田線、日比谷線「日比谷駅」A14出口より徒歩約7分

料金:一般800円、障がい者(付添人1名まで)500円
お申込方法:当日先着順200名(予約不要)
主催・問合わせ先:
合同会社 東風(とうふう)
Tel. 03-5919-1542 Fax. 03-5919-1543
Mail. info(a)tongpoo-films.jp
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参議院選挙公示前の一夜、皆さんとともに、選挙、政治、そして民主主義について考える場としたいと思います。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

カテゴリ:お知らせ

【イベント情報】7/4岩波ブックカフェ

2013年6月27日

神保町の岩波書店で行われている「岩波ブックカフェ」。想田和弘監督が7/4(木)に登場いたします。

「岩波ブックカフェ」
芦部信喜『憲法』が映し出す<いま>
憲法学者と映画作家が、このところ何かと話題にのぼる芦部信喜『憲法』を入り口に、現在の〈改憲状況〉について語り合います。

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◆7月4日(木)
場所:岩波書店 本館1階ロビー(最寄駅:神保町駅)
18:30 開場
19:00 開始
※20:30頃終了予定

講師:青井美帆さん(憲法学者)、想田和弘監督

参加費:500円
ご近所のカフェ「ミロンガ・ヌォーバ」のコーヒーつき

◇先着順・事前予約のみになります。
ご予約・お問合せはHPまたはメール⇒bookcafe★iwanami.co.jp
※★を@に変えてください。

◆「岩波ブックカフェ」HP⇒http://www.iwanami.co.jp/bookcafe/top.html
本日はUSTREAM配信もあり!!

おいしいコーヒーを飲みながら、ゆっくり一緒に考えてみませんか?

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【メディア情報】「クロワッサン」「毎日新聞」「女性自身」「サンデー毎日」

2013年6月25日

◎「クロワッサン」(2013/06/25発売)
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「わたし きのう きょう あした」のコーナーで、想田和弘監督インタビュー記事が4ページにわたり掲載されています。
“ドキュメンタリーを撮ることで、自分の世界観が溶解する体験をしたい。”

 

◎「毎日新聞」(2013/06/25 朝刊 都内版)
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「震災後の限界と可能性」と題して、想田監督インタビュー&『選挙2』紹介記事を掲載いただいております。
なお、こちらからもお読みいただけます。
http://bit.ly/11Xfa6x

 

◎「女性自身」(2013/06/25発売)
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「シリーズ人間」のコーナーで大阪で先日開催された『選挙2』公開前イベント“「まともな選挙せえへん?!」”でご一緒した、谷口真由美さん(全日本おばちゃん党代表代行、法学者、大阪国際大学准教授)が紹介されております。イベント開催時の模様もご紹介いただいてます。

 

◎「サンデー毎日」(2013/06/25発売)
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木下昌明さんによる映画評“地方選候補が見た“ドブ板選挙”「選挙の季節」に一見の価値あり”が掲載されております!

 

カテゴリ:メディア

【メディア情報】「AERA」(‘13年6月24日)

2013年6月24日

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本日発売の「AERA」現代の肖像にて想田和弘監督が取り上げられております。

「観察者が夢見た映画という自由」

是非、ご一読ください!!

 

カテゴリ:メディア

【メディア情報】「キネマ旬報」「MUSIC MAGAZINE」「Actio」(‘13年6月20日)、「FRI DAY」(‘13年6月21日)

2013年6月22日

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現在発売中の「キネマ旬報」「MUSIC MAGAZINE」「Actio」「FRI DAY」にて、想田監督インタビュー、映画評が掲載されております。

「キネマ旬報」(6月20日発売号)/ 観察と感想 2013年、「選挙2」と「映画『立候補』」を見る。

「MUSIC MAGAZINE」(6月20日発売号) / 「2年前の光景を参議院選前にぶつける 想田和弘監督の映画「選挙2」」

「Actio」(6月20日発行) / 「非常事態と日常が併存する摩訶不思議な日本の現実」

「FRIDAY」(6月21日発売号) / 「震災と選挙、その不都合な真実」

是非、ご一読ください。

カテゴリ:メディア

観てから聴くか、聴いてから観るか、7/6「ウィークエンドシャッフル」出演決定!

2013年6月21日

いよいよ7/6(土)に公開を控えた『選挙2』。
公開初日のその夜に、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」に想田和弘監督出演決定!

◆7月6日(土)22:00-24:30 ON AIR
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」
http://www.tbsradio.jp/utamaru/

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昨年10月の『演劇』公開記念での宇多丸さん×想田監督×平田オリザさんトークも大反響を呼んだ番組に再び想田監督出演させていただきます。
公開初日の記念すべき夜、想田監督作品をすべてご覧になっている宇多丸さんはどのように『選挙2』を語るのか、楽しみです。
あなたは観てから聴くか、聴いてから観るか!?
どうぞお聴き逃しなく。

詳細はまた追って!どうぞお楽しみに!

カテゴリ:メディア

6/18(火)ラジオ『上柳昌彦 ごごばん!』想田監督出演

2013年6月17日

6月18日(火)のニッポン放送『上柳昌彦 ごごばん!』に想田監督が登場します!
14時台の「2時のゲスト・トークセッション」というコーナーでの生出演です。どうかお聴き逃しなく!!

ニッポン放送(AM1242)『上柳昌彦 ごごばん!』について詳しくはこちら

【メディア情報】毎日jp(‘13年6月14日)

2013年6月14日

毎日jp 2013年6月14日(金) イマジン:第3部 えらぶ/番外編6
「選ぶ」とは…想田和弘監督に聞く

「毎日新聞 2013年6月12日(水) 3面 イマジン:「捨てる」勇気 未来を変える 選択肢増やす生き方」の番外編として、毎日jpにて想田監督のインタビューが掲載されております。

監督インタビューはこちら:http://mainichi.jp/feature/news/20130614mog00m040009000c.html

是非、ご一読ください!

 

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