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ガッツリ短期集中!想田監督が特別講座「“観察映画”のつくり方」を開講

2013年5月20日

映画美学校ドキュメンタリー・コース特別講座「“観察映画”のつくり方」

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リサーチなし!台本なし!出たとこ勝負の“観察映画”

5日で分かる AtoZ!!

映画美学校ドキュメンタリー・コース特別講座
徹底自作解説:“観察映画”のつくり方

講師:想田和弘(映画作家)

6月18日(火)ー6月26日(水)(全5回)

観察映画とは何か? いかにして作られ、どのような問題を提示し、どう経済的に成り立っているのか?

2007年、『選挙』で国内外の映画界にデビューし、その後『精神』『Peace』『演劇1』『演劇2』などの問題作・話題作を次々と繰り出てきた映画作家・想田和弘。
今年6月には最新作『選挙2』の劇場公開を控える彼は、自作を「観察映画」と呼ぶ。それは台本や予定調和を排した方法論として、そしてナレーションや音楽や説明テロップを使わない禁欲的なスタイルとして知られているが、その具体的な「作り方」や「諸問題」について体系だって語られたことはない。
この集中講座では、想田本人がテレビ時代の作品や観察映画のクリップを使用しながら、<観察映画のレシピ>を徹底解説する。受講者からの質問を随時受け付けながらの、インタラクティブ・スタイル。

6月18日(火)19:00
第1回:映画『選挙』の作り方
想田和弘の劇場公開デビュー作にして、観察映画第1弾である映画『選挙』はいかにして作られたか?
どのような葛藤や障害が?『選挙』全編を上映し、観察映画のケーススタディとして舞台裏を作家本人が自己分析する。
*上映作品『選挙』

6月20日(木)19:00
第2回:観察映画の撮影
観察映画の撮影は、事前のリサーチを行わず、構成台本を作らず、目の前の現実を観察しながら行き当たりばったりで行われる。その独特の方法論に辿り着いた切っ掛けとなった、テレビ時代の作品とは?そして、どのような技術的問題やメリットが?カメラの操作の実演や、テレビ時代の作品クリップも交えながら解説する。

6月22日(土)18:00
第3回:観察映画の編集
撮れた素材を漫然とつなげれば観察映画になるわけではない。
ナレーションや音楽や説明テロップを付けない分、映画的な言語だけで世界を構築せねばならず、高い編集技術が求められる。作家は撮れた素材にどう向き合い、自らの世界観すら揺るがしかねない「発見」をいかにするのか。そのための具体的な方法論とは?

6月25日(火)19:00
第4回:観察映画を巡る諸問題
ナレーションや音楽のない観察映画は、しばしば「客観的」だと評される。しかし、本当にそうなのだろうか?また、観察映画の作り手は、「世界からガラスで隔てられた傍観者」でいられるのか?被写体を傷つける恐れはないのか?ドキュメンタリー作家の倫理とは?表現の自由とは?観察映画に限らず、ドキュメンタリーにつきまとう様々な問題について考える。

6月26日(水)19:00
第5回:観察映画の経済
デジタル革命の恩恵で、ドキュメンタリー映画を作り上映すること自体は以前と比べて容易になった。しかし、作家として「食べていく」ことは、以前にも増して難しくなったとも言われる。映画をプロとして撮り続けるために求められる経済上の戦略とは?観察映画を作って公開し、製作資金を回収し、次回作につぎ込むまでのサイクルを解説する。

定員:一般70名(先着順)※申込数が一定数に満たない場合は中止となることがあります。
受講料:全5回/14,800円(税込)
5回分を一括でお申し込みの方に限り『選挙2』特別鑑賞券をプレゼント!
1コマずつの受講も可能です。(1回/3,500円)

申込方法:下記の申込書に必要事項をご記入の上、映画美学校まで郵送、FAX、もしくはご持参ください。または「ドキュメンタリー・コースのお問い合わせ」より必要事項(氏名、メールアドレス、住所、電話番号)をご記入の上、メッセージ欄に「観察映画のつくり方受講希望」と回数をご記入の上、お申込ください。追ってご入金方法をご案内いたします。

申込書はこちら

申込締切6月14日(金)映画美学校必着

お申し込み&お問い合わせ
映画美学校
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS
電話番号:03-5459-1850 FAX番号:03-3464-5507
受付時間(月ー土) 12:00-20:00
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